オランダ・ベルギー(29)

4月13日 オランダ・ベルギー旅行(29)

アントワープの旧市街地観光を終えて、ホテルに入ったのは17時前で
あった。 ホテルは旧市街地の外れにあり、3階建ての落ち着いたホテ
ルで、気楽に過ごすことができた。

07:00 移動日なので、スーツケースを部屋の外に出して、朝食へ。
08:30 ホテルを出発し、バスはゲントに向かう。 南下する形で、
約1時間後に到着。

ゲントは、現代と中世が美しく調和した、人口25万の西フランダース地方
の中心都市である。神聖ローマ皇帝カール5世生誕の地で、彼の庇護の下
に織物産業を中心に栄えて黄金時代を築き、ブルージュに並ぶ北方ルネサ
ンス発祥の街となった。 また、「青い鳥」の作者メーテルリンクの故郷
でもある。

下車後、徒歩で旧市街地を約10分歩いて、「聖バーフ大聖堂」に向かう。
大聖堂の地上部はゴッシク様式で、中に入ると、高い天井、豪華な装飾に
目を奪われる。 極めつけは、ヤン・ファン・アイク作(兄弟合作とも)
の祭壇画「聖なる子羊の礼拝(神秘の子羊)」であるが、残念ながら撮影
出来なかった。

大聖堂近くの運河沿いに、12~17世紀にかけて造られたギルドハウス
群や倉庫が建ち並んでいる。(中世より近世にかけて西欧諸都市において
商工業者の間で結成された各種の職業別組合をギルドという。)

13世紀にギルドによって建てられた鐘楼は、高さ91mで、東隣には15
世紀に建てられた繊維ホール(ラシャ取引所)がある。

 -つづく-

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